彼も僕と同じ30代後半
再就職や転職が年齢的に厳しい歳になっている。彼は必至で履歴書を書き、生活をかけて応募をしているというのに、求人票に書かれた内容と実際の応募資格基準が違うから面接にこぎつけることはない。全てが無駄になっている。
もしかするとそれは彼の被害妄想的な事かも知れない。実際のところはどう精査されているかは知ることが出来ない。僕はとりあえず「諦めるな。心当たりあるから聞いてみるよ」と彼には言った。
実際、知り合いの何人かに話してみた。その時に言われた。「うちだと厳しいな。年下の上司元でってなるからね」これまでにその年齢差でうまくいかなかった事が度々あったらしい。面接時には「気にしません」と言っても、実際に勤め始めると…。「もちろん、人はそれぞれなんだけど」そういうものの、会社としての方針は明確に決まっていた。
年齢や性別による雇用差別の撤廃。その為にはこのような規制は必要だろう。でもただ単に規制だけをかけて「これで撤廃」とはならない。それが現実社会なのだ。
もっと個人をしっかり見る社会であってほしい。少なくとも、自分はそうして人と接してきたい。